柴田錬三郎氏の時代小説を原作としたテレビドラマ『御家人斬九郎』。
元々の人気に加え、再放映効果で新規視聴者をも取り入れて注目を浴びる時代劇作品の一つですね。
ただ、時代劇の沼に入りたての視聴者にとって本作の再放映について疑問に思うところもあるんじゃないかと思います。
かくいう私にも思うところがあります。
今回は、その辺の内容を…各シリーズの話数といった基本情報をはじめ、2話目からスタートする理由やスペシャル回のゲストについてチェックしていきます。
全何話?
まずは『御家人斬九郎』の各シリーズの話数から簡単におさらいしていきます。
※()内は再放映時の話数です。例外あり。
・S1=全8話(全7話)
・S2=全11話(全10話)
・S3=全11話(全10話)
・S4=全10話(全9話)
・S5=全10話(全9話)
このようになっています。
当時は、各シリーズ1クール放映で間隔を空けながら(最短7ヶ月〜最長2年)シリーズを重ねています。
一方の再放映では、第1シリーズからのスタートもあれば、途中シリーズから放映が始まるパターンもあったりと様々です。
※昨今では、第1シリーズからスタートして全シリーズ放映されてるイメージ。
ドラマが完結している今だからこそ出来る放映手段とも言えます…が、反対に再放映では当時のものをそのまま再現出来ない部分があることも事実です。
最終回の挿入歌・BGM変更や後述の第1話目の有無による話数の変化はまさにソレですね。
と言っても『御家人斬九郎』は、時代劇あるある1話完結作品なので拘らなければ普通に楽しめることも確かです。
第1話は放映されない?
放映禁止!!
みたいなことはありませんが『御家人斬九郎』の再放映は、第2話目からスタートする傾向があります。
この理由については、尺の都合説が有力です。
ご存知の視聴者も多いように『御家人斬九郎』の各シーズン(S5除く)第1話目は、(初回拡大)スペシャルという形で放映されています。
※シーズン5は、初回通常放映の最終回がスペシャルと同等の尺です。
各シリーズのスペシャル自体は1時間10分程…ですが、テレビの場合は間にCMを挟んでの放映となるので、本編+CM分=1時間30分近くの尺を要することになります。
全シーズン全話放映ともなれば、5回分のスケジュール調整しなければなりません。
なので、前後番組に影響がなくて都合が付いた場合のみ各スペシャルが放映される感じでしょうか。最終回「最後の死闘(S5第10話)」も然り?なんですかね。
再放映は、各シリーズ第2話スタートで第5シリーズまで放映された場合は最終回一つ前の第9話「冬木町の女」が最終回になる可能性が高いという認識で良いのかと。
ちなみにローカル局ではありますが、2025年12月31日(水)ひる2時からサンテレビにてS1第1話「かたてわざ」が放映予定となっています。
放映対象地域の視聴者は是非。
スペシャルのゲストは豪華!?
と言いたいところですが『御家人斬九郎』は通常回のゲストも結構豪華だったりします。笑
せっかくの機会なので、各シーズンの初回&最終回の一部ゲストも確認していきます。
・S1第1話「かたてわざ」=隆大介氏など
・S2第1話「初春火の用心」=阿部寛氏、坂上忍氏、小林昭二氏、長門裕之氏など
・S3第1話「男二人」=北大路欣也氏、沖田浩之氏、小林綾子氏など
・S4第1話「おふくろ」=中村玉緒氏、木村栄氏など
・S5第10話「最後の死闘」=山崎努氏、松重豊氏、三浦浩一氏など
ほか時代劇作品でお馴染みの俳優さんもたくさん出演しています。
また、通常回の中には斬九郎役の渡辺謙氏や蔦吉役の若村麻由美氏がゲストを兼任している回もありますね。
※渡辺謙氏は、S2第4話「北国の人」の斎藤蔵人役、若村麻由美氏は、S4第3話「大利根の月」のお町役をそれぞれ兼任。
この際のエンドクレジットでは、差別化を図るためか両名の名前は(斎藤蔵人=わたなべけん/お町=わかむらまゆみ)ひらがなで表記されます。
サブタイトルだけ見れば「北国の人」のゲストは、田中邦衛氏でしょうが!!
と思った。田中邦衛氏は惜しく?も同シリーズ7話目で初登場します。惜しくはないか。笑
まとめ
・ドラマ『御家人斬九郎』は、第5シリーズの全50話。再放映ではシリーズ毎にスペシャル回が削られやすい。
・各シリーズの第1話目&最終回はスペシャル放映になるため、尺の都合によって放映されない可能性が高い。
・スペシャルのゲストは豪華!!スペシャルじゃなくても豪華!笑
2025年12月時点、BSフジでループ中の本作を楽しんでいますが、今回も安定の2話目スタートでした。やはりスケジュール調整が難しいんですかね。
いつか観てみたい完全版!!
年末のサンテレビで第1話目が放映されますが、ドラマシリーズとして放映されるのか単発放映なのかはまだ謎です。
とりあえず、新しい発見&出会いを求めてBSフジの再放映を引き続き楽しませてもらいます。