1983年8月に公開(日本)された功夫コメディ映画『カンニング・モンキー 天中拳』。
戦いの最中、カンニングさながらに武術書を拾い読んで学ぶという斬新なスタイルと癖になる主題歌でお馴染みのジャッキー初期作品ですね。
アクションのキレはもちろんパロディ要素もあったり。
今回は、そんな本作『カンニング・モンキー 天中拳』にまつわるお話や視聴方法についてまとめていきます。
視聴方法
まずは『カンニング・モンキー 天中拳』の視聴方法・手段についてですが、
・テレビ放映
・円盤購入/レンタル
・動画配信サービス
などがあります。
円盤化&レンタル配信されているので、いつでも視聴しようと思えば視聴が可能です。
ただし、動画配信サービスで取り扱われているモノは、いずれも【字幕】がメインとなっているので吹替版で楽しみたいお人はご注意を。
テレビ放映に関しては、基本的に衛星放送…BS松竹東急が終了した25年9月時点では、特にBS12頼りとなります。
シャイ=ゴダイゴ?
本作の主題歌『カンニング・モンキー』を担当するSHY(シャイ)氏なる人物。
声や音楽の雰囲気相まって、SHY氏=ゴダイゴのボーカル・タケカワユキヒデ氏説が浮上するコトもありますが…別人ですね。
SHY氏は、沖縄のロックバンド「ハートビーツ」の(元)ボーカルとなります。
※サントラには、SHY(from HEARTBEATS)と表記されています。
ただ、勘違いするのも仕方がないというか。
『カンニング・モンキー』の作曲&編曲をゴダイゴのお二人、作曲・タケカワユキヒデ氏/編曲・ミッキー氏が担当しているんですね。
ここもまた当時のファンをも困惑させたゴダイゴ感の原因?正体?とも。
お蔵入り?
『カンニング・モンキー 天中拳』が製作されたのは1978年…ですが、上映されたのは日本も含めて80年以降です。
1978年というと
・スネーキーモンキー 蛇拳(78年公開)
・拳精(78年公開)
・龍拳(79年公開)
・ドランクモンキー 酔拳(79年公開)
といった作品が製作・公開された年でもあります。
同じ78年生まれの『カンニング・モンキー 天中拳』のみ上記の作品に遅れる形で上映された理由については、ジャッキーをブルース・リー路線で推したかった製作総指揮のロー・ウェイがコメディ色の強い本作を良しとせず、封切にストップを掛けたコトが原因とされています。
そして、本物のコメディ映画とはこう!!
と言わんばかりにロー・ウェイ自らが監督を務めた作品が奇抜な『拳精』ですね。
結果的にロー・ウェイ自身の評価も、カンニングモンキー>拳精となったようですが。
ただ、ロー・ウェイのブルース・リーやジャッキー映画作品への貢献度が高いコトは間違いありません。
まとめ
・『カンニング・モンキー 天中拳』の視聴手段は、テレビ放映(衛星)&円盤購入/レンタル&動画配信サービス。
・SHY氏は、沖縄のロックバンド「ハートビーツ」の(元)ボーカル。ゴダイゴのメンバーが作曲と編曲を担当。
・製作総指揮のロー・ウェイの判断で一度お蔵入りするも後に掘り出された。
ジャッキー初期作品は軒並み評判も良いですが、主題歌パワーもあってか本作は特に印象深いです。
近年、ジャッキー作品自体の放映頻度が高くなっているので、本作を視聴する機会が来ればまた楽しみたいと思います。
ちなみに自分は初見時、主題歌を担当しているのはゴダイゴだと勘違いしてました。ホントに罠。笑