必殺仕事人Vシリーズ(激闘編ほか)は全何話?壱=鉄?ぼかし加工は…

1985年11月〜86年7月にかけて放映された『必殺仕事人V・激闘編』。

『必殺仕事人V』より派生した激闘編、旋風編、風雲竜虎編の3作品からなるシリーズ第1弾ですね。

殺し屋組織「寅の会」改め「闇の会」の復活に加えて、準レギュラー(控え)として「はぐれ仕事人」の登場など。原点回帰を意識しつつ、新要素が取り入れられた作品でもあります。

今回は、この『必殺仕事人V・激闘編』をはじめ、派生作品の情報や視聴してて少し気になったぼかし・モザイク処理について軽く触れてみます。

必殺仕事人Vシリーズ

組紐屋の竜&花屋の政が参戦した『必殺仕事人V』。

そして『必殺仕事人V』のタイトルを冠する3シリーズからなる派生作品の話数を確認していきます。

・必殺仕事人V=全26話
・激闘編=全33話
・旋風編=全14話
・風雲竜虎編=全19話

いずれも再放映においては欠番回はありません。

「激闘編」に関しては、視聴率の低迷からか放映当時、途中で打ち切った放送局もあった模様。

打ち切りというと、主水シリーズの中で特別短い「旋風編」もそうですね。視聴率の低迷に加えて、夜鶴の銀平役=出門英氏の降板を理由に早々と打ち切りになってます。

※激闘編=竜と加代が退場、旋風編=順之助が退場。

「風雲竜虎編」は、健闘したものの挽回とまでは行かず、ここで主水シリーズは一時ストップします。

第二次ブームを築いた本家『必殺仕事人V』を活かし切れなかったことが原因かとも思われましたが、ブームは来て去るもの!いつまでも続くものではなかった。

壱=鉄!?

必殺シリーズには、類似する必殺スキルを持つ仕事人たちが多数登場します。

『激闘編』で登場した柴俊夫氏扮するはぐれ仕事人の「壱」のスキルなんかは、まさに念仏の鉄のソレです。

というのも、当初この枠は念仏の鉄にする(したい)予定だったんだとか…しかし、肝心の山崎努氏が出演を頑なに拒んだことから、同タイプのスキルを持つ新たなキャラ「壱」を登場させたと。

ほか二人のはぐれ仕事人より活躍・登場が多く、組紐屋の竜&鍛冶屋の政に次ぐポジションに収まっている所以もこの辺りにあるのかも?ですね。

ただ、初回は十手持ちとして登場していたものの、第2話以降はジョブチェンジして遊び人化していて初期は設定がブレブレです。

あと主水の刀を借りて、すげえ剣(刀)捌きを披露したりもしていますね。

ぼかし・モザイクは…

過度な露出シーンに、ぼかし・モザイク処理が行われるのは分かりますが、必殺シリーズの再放映では「だruま」にも、同じくぼかし・モザイク処理が行われています。

どういうことなの?となった視聴者も少なくないと思います。

これについては、姿形から差別的な解釈が行われないように…他意はなくても不快に感じる視聴者がいるかもしれないという配慮から自主的にぼかしているとのこと。

取り扱い注意の放送注意・自粛用語の類です。

だるま朝日みたく、そういった背景が無いことが明確に分かっていれば問題ないようですが、実際に目にする機会が減った?無くなった辺りから察するに扱いづらい存在になってることは確かですね。

ちなみに基準が異なるDVDでは普通にぼかしを貫通した映像が観られます。

縁起物のイメージでしたが、気づいたら腫れ物扱いされていた。縛りが多い時代です。

まとめ

・『必殺仕事人V』シリーズは、最短が旋風編=14話。最長が激闘編=全33話。

・はぐれ仕事人の壱は、念仏の鉄のスキルを継承した新キャラ!設定はややブレ。

・再放映における「だruま」のぼかし・モザイク加工が行われる理由は、年々厳しくなる放送注意・自粛用語の為!?

当時は、視聴率が低迷していたということですが…約40年経った今観ると普通に面白い!!

アナログ放送時代の名残とも言える粗めの画質や画角の違い(テレビの横帯・縁)も良い味を出しています。

旋風編と風雲竜虎編は設定の問題なのか、色々と惜しい気も?レンタルや配信で視聴することはありません(断言)が、テレビ再放映されるようなら視聴したく。

間空けて観ると意外に楽しめたり?