1968年4月〜73年4月にかけて放映されたアクションドラマ『キイハンター』。
テレビドラマではなく「テレビ映画」と呼ばれた時代に制作・放映された日本の名作ドラマの一つですね。
時代を感じる!初期のモノクロ放映がたいへん良いお味を出しています。
事件を解決する鍵(キー)をハントする野郎たちでキイハンター。なるほど。え?
今回は、そんな本作の話数や欠番回、再放映が始まったばかりの「J:COM BS」での放映期間、モノクロ→カラーへの移行タイミングについてまとめていきます。
全何話?
元々、1年で終了する予定だったものの大ヒットにつき、延長に延長を重ねて、5年間の長期放送に至ったという逸話がある本作。
放映期間からのお察しの通り、全262話!!
と余裕の3桁超え。
また、視聴率の低迷から放送が終了したとかではなく、大人の事情(予算の確保が難しくなった&ストやサボタージュなど労働争議によるトラブルが原因)で、幕引きになったというお話もあります。
つまり、この辺りがなければ『太陽にほえろ!』や『相棒』さながらの長寿番組となっていた可能性もあったと。
欠番回もあった?
ですね。
過去の再放映では、オリジナル(原版)や放送コードの問題なのか?全262話のうち一部のエピソードが欠番扱いとなっていました。
※再放映(元)欠番回
・第118話「踊れ墓場で幽霊ワルツ」
・第128話「大脱走は死刑台で始まった」
・第133話「私の首を返して頂だい」
・第141話「殺し屋大統領お手やわらかに!」
・第159話「腰抜けギャング、がい骨争奪戦」
・第169話「さよなら、美しい目のない死体」
・第181話「死体が私を殺しに来た!」
・第189話「殺されに来た金色の眼の女」
ほかにもあるのかも。
ただ昨今では、欠番回も再放映される傾向にあるので、ひと度(再)放映が始まれば全話視聴することが可能です。恐らく。
アウトなセリフなんかは無音になるくらい?
J:COM BS版はいつまで?
J:COM BSにて2025年10月1日(水)よる10時から(再)放映がスタートした本作。
全262話を放映されると、いつ頃まで放映されるのか?というお話ですが、ここは条件にもよる?
現状のペース=平日1話ずつ(週5)放映、且つ、打ち切りや年末年始の休止を挟まなければ、来年2026年10月1日(木)頃まで放映されることになります。
数え間違え(私の)や年末年始の休止があったとしても、数日前後にズレるこむ程度…なので、いずれにしても1年間は楽しめます。
モノクロ→カラー移行は!?
映像が白黒で困惑した視聴者も少なくないんじゃあないかと思います。
かくいう私がそう!!
このままモノクロが続くのなら…と、少しお勉強してみた(付け焼き刃)ところ『キイハンター』は、70年3月に放映された第104話までモノクロ放映→70年4月に放映された第105話よりカラー放映に移行しています。
・モノクロ放送=第1〜104話まで
・カラー放送=第105〜262話まで
本作の放映が始まった60年代後半のテレビは、白黒とカラーが入れ替わりつつあった頃で、70年代前半に、白黒制作が減ってカラー放映が主流となっています。
本作もこのテレビ事情に合わせて移行したという流れでしょうか。
モノクロは初見だと抵抗?違和感?みたいなのもありますが、乗り越えると当時の雰囲気や技術、演出など。むしろ反対に新鮮さすら味わえます。
また、カラーに切り替わるタイミングが観られる本作では、時代の変化・進化も同時に楽しめるということですね。
まとめ
・『キイハンター』は、全262話!!
・過去の再放映では、欠番扱い(8話分)となったエピソードもあった。
・J:COM BSの再放映は、滞りなく行けば2026年10月1日(木)頃まで。約1年間。
・第104話まではモノクロ放映→第105話以降はカラー放映に移行!
今や地上波では目にする機会は少ない…どころか、皆無に近い貴重な作品でもあります。
打ち切られることがなければ上記の通り、長期間『キイハンター』の世界にどっぷり浸れるので本作が肌に合うお人は是非お見逃しなく。
私もほぼ初見に近いペーペーキイハンターなので、J:COM BSでの再放映を機に色々と学びたい。